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歯科衛生士 歯石除去実習

こんにちは。桜の季節も過ぎようとしており、確実に季節は移り変わってきましたね。

当院は開院して半年が経過して、お陰様で多くの患者様にご来院いただいております。当院の歯周病治療を軸とした診療スタイルへのご理解と多くの治療時間を頂戴しておりますことに感謝いたします。

さて、現在当院には2名の常勤歯科衛生士が在籍しております。担当歯科衛生士制を敷いており、患者様の歯周基本治療にあたってもらっています。歯周基本治療とは、歯周病の進行の程度に関わらず初めに行われる治療のことを指します。患者さん自身で行うブラッシング指導に始まり、原因である歯垢の除去および歯石の除去、動揺する歯の噛み合わせの調整などです。

歯茎より上の歯の表面に付着した歯垢や歯石(歯肉縁上歯石)の除去のことをスケーリングといい、歯茎より下の歯根面に強固に付着した歯石(歯肉縁下歯石)除去のことをルートプレーニングと呼びます。この歯根面に付着した歯肉縁下歯石には多くの微生物やその死骸、歯肉や歯を支える骨に悪影響を及ぼす毒素が存在します。歯石付着によって汚染された歯根面を専用の器具を使って、除染するルートプレーニングは、歯周基本治療の中でも最も重要な役割を持ち、歯科衛生士の高い技術力に支えられています。というのも、この処置は歯肉より深く目に見えない部位が対象の処置なので施術者の深い知識と経験、手指の感覚や器具のハンドリングによるところが大きいのです。このルートプレーニングの施術結果次第で、歯肉状態の改善が大きく変わってくる重要な治療なのです。

                歯石で汚染された歯根面

                歯石除去して滑沢化された歯根面

そこで先日、歯科衛生士の技術力向上のために抜去歯牙を用いて歯根面歯石除去の実習を実施しました。拡大鏡を用いて拡大視野下にて、歯の種類や解剖学的形態を目視しながら、器具の扱い方や当てる力、歯石を触知する感覚を再確認していました。

口腔外で練習することで、実際の患者様の歯牙の形態をイメージできたり、歯石の付着具合、歯石除去する際のポイントを再認識できたことと思います。今後も継続的に練習を繰り返して技術力の向上に努めたていきたいと思います。