こんにちは。輿です。

12月に入りましたね。クリスマスの音色が近づいて参りました。

連日のサッカーワールドカップの深夜観戦に若干寝不足気味の私です。

さて、先週の土曜日の診療終了後に月例院内ミーティングを開催しました。

今回のテーマは「医療安全講習会」という名目で

①院内感染対策

②針刺事故を予防するために

をテーマにスタッフ向けに資料をもとに講義しました。標準予防策（スタンダードプリコーション：全ての患者さんの血液・体液・分泌物・排泄物・抜去は感染源とみなす考え方）の概念や正しい手洗い方法と手指消毒の方法、口腔外バキュームの活用と飛沫感染予防の有効性についてのお話をしました。

また、油断をしていると起こしかねない、注射針やメス刃や縫合針による針刺事故のリスクや起こりうる健康被害、起きてしまった後の対応法を動画を交えながら説明しました。

当院では患者さまに提供する器具は院内交差感染予防を目的に、使用した器具をミーレジェットウォッシャーと呼ばれる高性能洗浄機で洗浄・消毒後にクラスBに準拠したオートクレーブ機器を用いて滅菌作業を実施しています。

（医療先進国のヨーロッバでは滅菌の中でもクオリティに関して様々な規格があり、「EN13060」という規格において、クラスN・クラスS・クラスBと分類されています。

クラスN：通常の歯科医院で行われる滅菌方法。蒸気と空気の重量の違いを利用して缶体内の空気除去を行います。
クラスS：滅菌前の1回、真空状態を作り、高圧蒸気滅菌します。
クラスB：滅菌前、乾燥時に数回の真空状態を作り、あらゆる種類や形状の滅菌が被滅菌物を滅菌します。
このように、クラスBという滅菌レベルは、世界で最も厳しいヨーロッパの滅菌基準です。）

スタッフの安全と健康、そして患者さまに安心の医療環境を提供すべく院内研修を通して知識の共有を図りました。

当院では、月に1回行う院内研修はテーマを決めて臨んでいます。

年明けの研修では、近々導入予定のホワイトニングについて歯科衛生士・歯科助手とともに話し合い、患者さまに提供できるように準備していきたいと思います。またの機会に報告させていただければと思います。

今年も残すところわずかになってきました。師走もあっという間に過ぎていくと思います。スタッフ一同健康管理に気をつけて元気に、笑顔絶やさず日々の診療に臨んでいきます。どうぞ宜しくお願い致します。