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近況のご報告

こんにちは。季節は秋めいて参りました。そろそろ冬支度が始まりますね。あっという間に年末を迎えてしまいそうです。ふと、ブログを書こう!と思い立ててパソコンを叩きました。

当院は開院して1年が経ち、お陰様で多くの患者様に通っていただいております。感謝の限りです。

私は、患者様により良い治療や情報を提供しようと日々学ぶことを信条に掲げています。

所属する日本口腔インプラント学会指定の研修施設である総合インプラント研究センター内で有志の先生の主催する定期的に行われる論文抄読会が私の中で大きな学びの場となっています。最近は対面で開催されることが多くなってきました。先日の日曜日にも対面開催され、インプラントとは関係ない内容なのですが、う蝕(虫歯)予防のリスク因子に関する論文を読んできました。

1990年代のフィンランドの論文でしたが、小児のう蝕発生の予測因子に関する内容でした。内容はざっくりと、1歳半検診時に上顎乳中切歯の唇側面にプラークが付着していると、3歳になったときにう蝕が発生している可能性が高まるということでした。信頼に足るデータのようなので、今後の診療に活かしていきたいと思います。また、13歳の児童において過去にう蝕の治療歴が多かったり、未処置のう蝕歯数が多いと将来う蝕が発生する可能性が高まるようです。小児のう蝕予防に関しては、当院の力を入れる分野の1つでありますので、う蝕罹患歯数が多いお子さんにはより一層の注意を払って診療に取り組んでいきたいと思います。

今回の抄読会では、実習編として、午後に豚の顎を使った切開と縫合実習を行いました。日常的によく行う外科処置の基本である切開と縫合を豚顎を使って存分に練習することができました。また今後行うであろう手術の練習をしたり、あえて大きく切り開いてオトガイ孔(下顎の骨から出る神経の出口)を露出させ、オトガイ神経(感覚の神経)を剖出させてみたりもしました。実際の患者さんではなかなか確認することができない神経線維の太さや硬さを確認することができ、貴重な体験となりました。

また、指導の先生から切開縫合に関する書籍を数冊紹介していただきました。早速アマゾンで購入したので、読んで習得していきます。

すべての目的は患者さんのために、ということに帰結します。少しずつ、確実に階段を上っていきたいと思うこの頃です。